この者は、
「一人で抱えすぎてしまう」
「人に頼ることが苦手」
という課題をもっているんじゃよ。

この課題をもっていると、しんどいのに一人で抱え過ぎてしまう。
不満をためながら、その位置に居続けてしまう。

そうかもしれませんね。

もう、その課題を手放そうじゃないか。

しんどい時は、思いきって兄夫婦に頼ってごらん。
たまには兄夫婦に母を看てもらって、
のんびり温泉でも行ってきてごらん。
友人と楽しく食事をしたり、セミナーや映画、
マッサージなどに行って、リラックスしてごらん。

兄夫婦に預けるのが無理なときは、
デイサービスを利用してもいい。
お金がかかるなら、その負担分は、兄夫婦と相談すればいい。

たまには息抜きをしないと、介護は潰れてしまうんじゃよ。

本当にそうですね。
わたしも経験があるのでわかります。

ふむ。
介護を通して、とても大切な学びをしているんじゃよ。
介護の仕事に関わっている者は、
魂年齢の高い、器の大きな者が多い。

介護に関わることで、教わることがたくさんあるんじゃよ。

確かに、そのとおりかもしれませんね。

その学びのために、あえて介護される役を
やってくれている母がいる。
誰だって、好んで介護を受ける側には、
なりたがらないだろう。

じゃがのぅ、その役をしてくれる人がいるからこそ、
体験できる学びは多いんじゃよ。

よいかな?
不平不満で過ごしては、もったいないよ。

せっかくだから、
自分の課題「一人で抱え過ぎず、 人を頼ってみる」に、
チャレンジしてみてごらん。
罪悪感なんて感じずにね。

そしたら、助けてくれた兄夫婦にも、
自分以外に介護に関わってくれた人にも、
与えられた自由な時間にも、すべてに感謝できる。
この役をやってくれている母にもね。

ここにすべてが潤う答えが存在するんじゃよ。