遠くを見ると答えが見つからない。
人生に必要なヒントは、必ず目の前に現れるんじゃよ。


「やりたいことが見つからない。
どうしたらやりたいことが見つかりますか?」

と悩む人がいる。

そういう人の中には、

「やりたいことを仕事にするにはどうしたらいいか?」

と悩んでいる人が多いね。

あのね、
遠くを見るから答えが見つからないんじゃよ。

人生に必要なヒントは、必ず目の前に現れる。

「仕事にする」ということはちょっと置いといて、

日常の中で、

「最近、どんな時に心が動いたの?」

「今、どんな本を読んでいるの?」

「誰のブログに響くの?
その人のどの言葉に響いたの?」

「あなたがお金を払っても受けてみたいもの、
参加したいものはなに?」

など、日常の中のちょっとした出来事で、
興味をもったものから入ってみよう。

興味をもったことについて、
もう少し詳しく知ろうとしたり、
響いた人に会いに行ったり、
オンラインでつながってみたりね。

それをきっかけに、次の扉が開くんじゃよ。

その扉の先には、また次の扉があってね、
そこに立ってみないと、その扉は見えてこないんじゃよ。

だけど多くの人は、「やりたいこと」を
いきなり「仕事」に結び付けようとする。

一気に答えにたどり着こうとして間を飛ばすから、
扉が見えなくて焦るんじゃよ。

いいかね、
もう一度言うよ。

人生に必要なヒントは、必ず目の前に現れる。

仕事になる、ならないは置いといて、
あなたのほんのちょっとした心の動きを
大切にするんじゃよ。

なんだ、このくらいのことで・・・、

と、自分の心の喜びを、ちっぽけに思わないようにね。

最初の扉は、キラキラした黄金の扉じゃない。

もっとささやかで、ありふれた扉なんじゃよ。
どこにでもあるね。

その扉を開いた先に、ようやく次の扉が現れる。

この一つひとつ扉を開いていく手間を、
惜しまないようにね。