うん、よく頑張ってきたね。
親を許せなくていいよ。

親から離れたことが大きなチャレンジテーマだったんじゃよ。
いろんな親子がいるからねぇ。

親子の愛を体感する学びだけじゃないんだよ。

本当ですね。
いろんな親子関係がありますからね。

ふむ。
親を未だに許せないと思いながらも、子どもをここまで育ててきた。

手探り状態で…。
分からないことだらけで…。

それだけで十分、愛を与えているんじゃよ。

大丈夫。
あなたの中にちゃんと愛は育っている。

不器用だけど、そこがかわいいところ。
そう自分に言ってあげるんじゃよ。

親の愛とはどんなものですか?

先ほども伝えた通り、いろんな親子がいるんじゃよ。
子どもより未熟な親もいる。

それがいいか、悪いかではなくて、
未熟な親は未熟なりに、必死に生きているんじゃよ。

まわりから見たら、「なんてひどい」と思う親でもね。

「今、心の器に十分な愛が育っていない」

ただそれだけなんだ。

愛がないんじゃない。

みんな、愛の種はあるんだけど、太陽のあたたかい光や、
水や土といったものがないと、種は育たない。

人の中にある愛の種を育てるもの、
それが親かもしれないし、兄弟かもしれないし、
ご近所さんかもしれないし、学校の先生や友達かもしれない。

大好きな本と言う人もいるかもしれない。

宗教という人や、宇宙の大いなる存在という人もいるだろう。

どれも正解。

愛の種を育てる存在は、いろんなところにある。
いろんな姿をしてね。

あなたにとって、その存在は誰かね?

その存在を「親」と呼んだらいい。
その存在を見て、「親」とはどういうものかを学べばいい。