いろんなことがあったね。
母親との間で、分かり合えないことや許せないことがね。

体に余分な力が入っている。
これは怒りのエネルギーだね。

別居したことは、自分を守るための大切な手段だったんじゃよ。
人には逃げ場所が必要なんじゃ。
追い詰められた時は、特にね。

母親と言っても、子供より未熟なケースもある。

親を許せない・・・、そういうこともあるよ。

そんな中で、今まで一生懸命生きてきたんじゃ。
もう自分を責めなくていいよ~。

あぁ、
あったかいエネルギーがふわっときました。
おっしゃるとおりですね~。

母親から「あんたは親孝行してない」と責められたときは、
どんなに悔しかったことじゃろう・・・。

一番の親孝行はね、
あなたがしあわせに生きることなんじゃよ。

「今、しあわせ」と思えたら、
どれほどのエネルギーが湧き出すことか・・・。

そこを満たしてあげることが、まず先でいいんじゃよ。

そのとおりですね~。

「できていない」と思うこと、「許せない」と思うこと、
いろいろ、あるじゃろう。

その視点から「どうしたらいいか?」と考えると、
エネルギーが重くなる。
だから、別の視点から考えてみよう!

別の視点とは?

「さぁ、自分を楽しませるために、今日はなにをしようか?」
「自分のために何をしてあげる?」

ほぅ!

こんなふうに、ワクワクと問いかけてほしいねぇ。

心をゆるませると、人との関係性は改善されていくんじゃよ。
まぁ~るくなっていくんじゃ。

いろんな恐れをもっているから、安心できる環境の中で、
少しずつゆるめていってあげるといいねぇ。

怒りの感情が出てきた時は?

怒りの感情を嫌わないことだね。
それだけ嫌な目にあったんじゃよ。

許せない! って思うほどにね。

だから、許そうと思うより、
許せないと思うことをワーって紙に書き出して、


「バカヤロー!」
「おまえなんか最低だーっ!」
「おまえなんか親じゃねぇーっ!」って、

心の中で叫んでもいいし、
一人でいる時に声に出してもいい。

運転中の車の中なら、誰にも聞かれないから。

心の中にため込んだ想いを、
いったん吐き出すとスッとするよ。

そして、この問いかけを自分にしてあげてほしい。

「わたしは本当はどうしてほしかったの?」
「なにが辛かったの? なにが嫌だったの? なにが悲しかったの?」
「わたしはこれから、どんなふうに人と接していきたいの?」

この作業を繰り返していくと、ある時、心に変化が起きる。

ほう!

「未熟だけど、親も親なりに、
一生懸命生きてるのかもしれないなぁ・・・」

「愛情なんてこれっぽっちも感じなかったけど、
もしかしたらこれがめいいっぱいの愛情だったのかも
しれないなぁ・・・」と、

ふと思える瞬間がやってくるんじゃよ。

その作業をやってみないかね?
大切な自分のためにね。

さっきも伝えたけど、これは安心できる環境の中でやるんじゃよ。
緊張が続く中でやっても、心はゆるまないからね。