足を地に着ける話

しあわせ通信(毎月1日・15日更新)

歩く時は、大地と対話する気持ちで…。チャンスがあれば大地(芝生や砂浜)に横たわって、そのぬくもりに身を委ねよう。大地はお母さん、天はお父さん

これは「立花大敬青空ひろば」に掲載したワンデイ・メッセージの一節です。
お仲間のIさんが、この文章を読んで感想文を寄せて下さいました。素晴らしい文章なので、ご本人の了解を得て皆さんと共有したいと思います。


こんにちは、大敬先生、Iです。
大地と対話しながら歩こうとしたら、足の裏は、しっかりと大地に着地して、だんだんと体重を前に移動しながら、爪先が大地から離れて空中へ~

足の裏の感覚をとってもしっかりと感じました。
これが、「地に足をつけて生きる」ということなのですね。
今まで、「足の裏」を感じていなかったことに気がつきました。

そして歩きながら、宮崎駿監督のアニメ「もののけ姫」の一場面が浮かんできました。
森のなかで、鹿の神様だったかな?一歩、一歩、歩くたびに、大地から植物が芽を出して、成長し花が咲いて、しおれていく。
一歩、また次の一歩が、生と死の連続で、次々新しく生まれ変わっていくのですね。
その場面が、とても美しくて神秘的だったのを思い出しました。


以上のIさんの文章に触発されて「詩」を書いてみました。
この詩は、Iさんにプレゼントします。

歩こう

右の一歩は喜びの時
左の一歩は悲しみの時

右足だけでは進めない
左足だけでも進めない

右と左の一歩また一歩
交互に踏んで、イノチは前進できるのです。

右の時は、その一歩に全体重をのせ
左の時も、その一歩にイノチのすべてをあずけて
そして、はじめて次の一歩がしっかり踏み出せるのです

右の一歩は生の時
左の一歩は死の時

生と死の一歩また一歩
交互に踏んでイノチは進んでゆくのです
 
次第に同じ道を行く人が増え
全員が合流して一緒にゴールインするのです。

それはいつ?
遠い遠い未来

だから、あせらなくていい
ひと休みしたり、転んでべそをかいたり…

でも、思い返して、また歩き始めよう
はるかなゴール目指して

まだ見ぬ仲間、やがて合流するはずの仲間が
今も一緒に歩んでいることを忘れずに

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