<4つの信条>-その1-

しあわせ通信(毎月1日・15日更新)

私たちは「お日さまのなかま」という名の会をつくって活動しています。

厳しい規則や会費の徴収や会員勧誘のノルマなどといったものは一切ない、きわめて「ゆる~い」グループなのですが、取りあえず4つの信条に沿って活動しています。

今回はその<「お日さまのなかま」の4つの信条>をまず紹介して、その信条が生まれた由来を説明し、その後、第1条のみの解説を少し加えておこうと思います。

<「お日さまのなかま」の4つの信条>
  1. 明るくて、温かくて、潤いがある「安心できる場」を作ろう
  2. リーダーシップより「メンバーシップ」を大切にしよう
  3. 「あなたがあなたであること」以上に尊いことはない、ということを知ろう
  4. 菩薩としての自覚を持って、分に応じて「ダーナ(布施)行」を粘り強く実践してゆこう。他のために生きることの喜びを体験しよう。

なぜ「お日さまのなかま」という名称の会となったのか、そこから説明しておかねばなりませんね。

発端は大敬が42歳の時でした。
すべての面で行き詰まってしまった末に伊勢神宮にお参りした時、内宮ないくうさまにお願いしました。「こんな状態で生き続けても意味がありません。どんな小さな役割でもいいので、お仕事ください!『お前なんか採用出来ん。お前には神のために働く資格などない』とおっしゃるなら、もう私は生きていてもしょうがないということなので、命を取り去って下さい」と祈りました。

すると、天と地の間にドーンと立つ大きな柱の中に私はいました。その柱の中には、上昇と下降の清浄な気の流れが感じられました。息苦しさがなくなり、束縛から解き放たれたような感じがしました。

その気流に乗って、エレベーターのように、意識を上に下にと移動できるようになったようでした。この意識のエレベーターのことを、神道では「あめ浮橋うきはし」と呼んでいるようです。旧約聖書で「ヤコブの梯子はしご」と呼んでいるのがソレです。

それから、しばらくして自宅で眠っていた時、夢の中で、「<ひ>が来るけどいいか。<ひ>が君を使うがいいか」とたずねられました。私は「ハイ、使って下さい」と答えました。

さらに数日後、昼寝をしていると、ぼやけていた意識が急に集まってきて、目覚めている時のレベルの意識状態になり、しかし、そこで留まらずにさらに集中がグングン進んでいって、意識の中心から光を放つほどの集中状態になりました。そして意識がヒューと一気に上昇してコツンと天に届いたという実感がありました。

すると、天から小包がフワフワと降ってきました。その小包をほどくと文章があふれ出しました。

驚いた私は、紙とペンを用意して、絶え間なく流れ出してくる文章を書き綴ってゆきました。

はじめに「日の理」という文章が現れたのですが、その全文は『伊勢記伝』(バンクシア・ブックス)に掲載しています。興味がある方はお読み下さい。

「日の理」の内容を簡単に要約しておきましょう。

まず、「ヒト」は「日尊ひと」で、すべての「ヒト」が太陽神霊を宿している「日子ひこ(彦)」であり、「日女ひめ(姫)」であると宣言しています。

だから、「ヒト」に上下、軽重、尊卑はなくて、「日等ひとし」、つまり、それぞれが平等の価値を持った尊い存在であると語られています。

そして、「ヒト(日尊)」は、人だけではなく、動物も、植物も、また山や河や海や大気などの自然物も、実は日の分け御魂みたま、つまり「ヒト(日尊)」なんだと語られています。
(註)初発の「日の理」では、「ヒト」に動植物や自然物も含まれていることがハッキリとは示されていません。それが明らかになったのは、夢のお告げで伝えられた「リメンバー」という詩によってです。その詩は後ほど紹介しておきます。

そして、本当は「ヒト」は「ひとり(日等理)」しかいないこと。「イノチ」は「ひとつ(日等集)」しかないことが示されています。
これを「ひとり・ひとつの理」と言って、私たちの会で一番根本に据えている理念です。これはまた、人類の魂の進化の方向性を示しています。

この「日の理」からスタートして、原稿用紙に300枚ほどの文章が、一週間ほどの間に一気に出来上がり、それを出版社に送ったところ、直ちに出版の運びになり…。
それによって、「ひ」の神様が私に授けて下さった天命は「筆の御用」、「コトバの御用」であるということがハッキリしたのです。

それ以来、45歳にして九州の進学校に正教諭としてナゾの採用をされたり…、教え始めた1年目に全国トップの成績をとらせたり…、部長や教頭に抜擢されたり…、信じられないような出来事が次々起こって、神様の意向に沿った人生を生きて行こうという覚悟さえ決めたら、ヒトは自らのイノチの可能性を精一杯拡げて、生きがい、やりがいのある、悔いのない人生を生きられるようになるのだということを、自らの体験で実証することが出来ました。

「remember(リメンバー)」

リメンバー/思い出しなさい/君たち(人類)が、神から流れ出たことを

リメンバー/思い出しなさい/君たちだけではない/動物も植物も、また神から流れ出たことを

リメンバー/思い出しなさい/人や動植物だけではない/山も川も、海も空気も、水も光も/そんな自然界の一切がまた、神から流れ出たことを

リメンバー/思い出しなさい/地球環境の存在のすべてが/神の尊い、神聖な身体おからだであることを

リメンバー/思い出しなさい/君たちは地球環境のすべての存在と/兄弟姉妹であり、一体のイノチであることを

リメンバー/思い出しなさい/君たちは神の身体おからだである地球環境を構成し/協力しあう「メンバー(一員)」であることを

君たち(人類)が地球環境の「メンバー」であることを忘れ/さも「リーダー」であるかのようにふるまい/動植物や自然環境を自分たちだけのために支配しようとしたり/また、しいたげ、傷つけ、殺害することをやめない限り/君たちは地球環境神のおカラダを損なう者なのであるから/君たちには決して真の安らぎと喜びは訪れないであろう

君たちは本来地球環境の一員なのだということを思い出し/これまでの所業を懺悔して「メンバー(member)」として復帰(re)しなければならない

リ・メンバー/「メンバー」として復帰しなさい/神が委ねられた君たちの役割を誠実に果たしなさい

動物や植物や自然界のすべての存在を/尊い、かけがえのない「メンバー」として慈しみ、養うという、あなたたちに与えられた役割を誠実に果たしなさい

以上のような経緯から「お日さまのなかま」という会ができ、「日の理念」に基づいた人生の歩み方を示す「四つの信条」も世に出たのです。

さて、では次回は<「お日さまのなかま」の4つの信条>のうち、第1条のみをもう少し詳しく解説しましょう。

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