覚悟を決めること

しあわせ通信(毎月1日・15日更新)

ブログ『立花大敬青空ひろば』にお便りしてくださったT・Sさんへの返事です。


T・Sさん
こんにちは、大敬です。

お便りありがとうございました。
小学校の先生なんですね。
私たちの仲間には、私が学校の先生だったからかも知れませんが、学校や塾の先生が多くて、小学校の先生もたくさんいらっしゃいます。
今年はじめて特別支援学級を担当することになったという女性の先生もいらっしゃいます。

T・Sさんはどちらにお住まいでしょうか?
コロナが収まったら、お仲間に加わって下されば嬉しいです。福岡、京都、東京で、お話したり坐禅したりする会を開いています。素敵な独身男性もたくさん参加していますよ。

結婚して夫婦となり、子供を育てるというのは楽なことじゃないけれど『苦労してやろうじゃないか』と覚悟を決めたら、きっといい結婚ができます。『面倒なことはイヤだなあ』というためらう気持ちが「心」に根付いていて『覚悟』が定まっていないと、なかなか結婚できません。

結局人生は面倒なことの連続で、楽しむためにこの世界にやってきたわけじゃない、魂の学びをして成長するためにやって来たのだから、『苦労してやろうじゃないか』という覚悟さえ決まれば、その苦労の中にまた喜びや楽しみが見いだせるのです。「苦中に楽あり」ですね。

松下幸之助さんは、本社の移転先を探しておられた時、有名な占い師に相談されたところ、「その候補地は鬼門の方向だから止めた方がいい」と忠告されたそうです。
幸之助さんは、一晩寝ながら考えて、『よし!苦労するというなら、自分はひとつその苦労というものをやってやろうじゃないか!』とその候補地に移転する覚悟を決められたのだそうです。それが今のパナソニックの門真市の本社です。

結婚もその通りです。
完璧な男性なんていないし、完璧な女性もいません。みんなそれぞれにイノチのクセがあって、「なぜそんなことが出来ないの」と、腹が立っても、出来ないモノは出来ないのです。自分にも自分では気づかなくても、きっとそういうイノチのクセがあるはずです。

そういう自分や他の人のどうしょうもないクセの存在も認め、受け入れ、許し、愛せるようになりたいですね。
まず、自分が許せるようになることが大切です。自分が許せないと人や組織や国を許せるようにはなれません。

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